これは、もともと私のコーチングを受けてくれたクライアントや気功や合気の弟子にだけに教えていたインナーサークルでのエソテリックな要素の強い教えです。
いわゆる門内外秘というと解り易いでしょうか。
皇極とは、元極学における元極図の陰陽の中心に黄色の円で表されている部分のことです。
また、陳家太極拳の家紋(紋章)にも、太極図の中央に皇極のような白い丸があります。
無極から両義が生まれ太極に、太極の陰の中に陰中の陽が現れ陽の中に陽中の陰が現れ、この二つが合わさり生まれてくるものが皇極です。
形成された皇極は新たな一つ上の階層の無極となり、また無極から太極、太極から皇極へと変化変容し変転を繰り返す自然進化の運動を続けていきます。
元極学ではこの運動を人の進化・成長、完成化のプロセスに見事に当てはめています。
通常、仏教では、悟り・解脱をした人を仏陀・如来と同意語で使われています。
悟り・解脱には明らかに階層があります。
ここでは悟り・解脱をした人を仏陀(人が成れる神/上位の人)
悟り・解脱を重ね最上位の仏陀を如来(人が成れる最上位の神)と置きます。
※ここでの神とは進化した人程度の意味で、宇宙を作った創造主や地球を作ったイザナギやイザナミとは全く違う意味の神です。
これまで如来の上位概念がなく、これを仮に人が成れる神を極めた者として皇(スメラ)と置きました。
もうお気づきでしょうが、スメラへの道を極めるという文字通りの意味も皇極道には含まれています。
(※これは私が便宜上設定した皇極から創った概念であり造語です。)
コーチングの理論からも、単に「如来になりたい」では如来になることは難しいからです。
なぜなら現状の外にゴールを設定しなければならないからです。
如来になり如来をも越えていく、そんなゴールが必要です。
実際に成れるかどうかより、どこまで自分を高めることができるか、そのことに価値/重きを置いています。
皇極道とはどんどんらせん状に一階一階を上がっていくかのように階層を上がり、皇極に皇極を重ねていく終わりのない自然進化の運動を二元を越え悟りに悟りを重ねていくヒトの進化変容のプロセスと捉え、進化成長を続けていくヒトの終わりのない完成化の運動とみます。
(実際的にはエネルギーが溜まって階層をジャンプする/壁を超える)
宗教的な考えは一切なく、真に成りえるヒトの心と體の純粋な進化変容の道であり、その方法論です。
単純にまとめると皇極に皇極を重ねるという皇極化の道であり、皇(スメラ)への道を極めるという終わりのないヒトの進化成長の道のことです。
一般的な言葉で言い換えると、體を整えどんどん健康になりながら、快適な體と快適な心をどこまでも探求していき、意識を高め深め広げていき極めていきます。
人として進化成長し、境地を高め続けていく終わりのないヒト完成化の道です。
具体的には元極学の進化変容し上達していくロードマップを参考にしながら各セクションの皇極化をどんどん進めていきます。
體に意識を通し「軸と三丹田を創り、極める(構造化と機能面の両方)」、ヨガの「クンダリーニの覚醒やサハスラーラを開き解脱する」、道教/仙道の「大周天の完成」「還虚合道」、元極学の「体合無生」、チベット密教の「双入(虹の身体と真実の光明の成就)」などのサブゴールを包摂したゴールを目指します。
方法論は元極功ではなく、気功・チベット密教・仙道(道教)・ヨガ・武術といった伝統的な教えだけでなく、現代科学的なトレーニング法なども駆使して私が行ってきた修行体系の集大成を用いて最短最速での上達進化を目指していきます。
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